山陰中央新報社|高橋名人の名言
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 ファミコン世代にとって「高橋名人」こと高橋利幸さんはヒーローだった。ゲーム会社の社員として全国を行脚。コントローラーボタンを連打する「16連射」でブームの火付け役となり、自身がゲームソフトのキャラクターになるほどだった▼誰もが知っている名人の言葉に「ゲームは1日1時間」がある。字面だけを捉えると説教にしか聞こえないが、これには続きがある。「外で遊ぼう元気よく。成績上がればゲームも楽しい。僕らは未来の社会人」。しつけではなく、子どもの目線に立ち、健やかな育成を願う意味が込められている▼こちらの本心はどちらなのだろうか。スマートフォンを使ったオンラインゲームなどへの依存を防ぐため、香川県議会がまとめた条例素案である。ゲームで遊ぶ時間を休み以外は1日60分までとするよう保護者に努力義務を課す。罰則はないが「家庭の問題に条例で介入するのか」「一定の歯止めは必要」など議論百出だ▼世界保健機関(WHO)は昨年、心身に問題が起きてもやめられない状態を「ゲーム障害」として新たな依存症に認定した。対策が必要なのは間違いないにせよ、あえて条例を選んだ背景には「国の対応を待ってはいられない」という危機感がある▼条例案の着地点は見えないが、高橋名人のような思いがなければ実効性を欠く。議員さん方、上から目線ではなく、子どもファーストを忘れずに。(玉)

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